Crockett & Jones (クロケット&ジョーンズ) レザーオールソール
- shoe repair ROOST
- 2021年7月23日
- 読了時間: 3分
■レザーオールソール イタリアンオークバーク使用
16,200円(税込)
■つま先スチール シルバー (オプション料金)
3,300円(税込)
クロケットのMONKTON。その名の通りのシングルモンクストラップ シューズです。
イタリアン オークバークを使用してレザーオールソールです。


トゥが比較的シャープな印象ですが、ワイズがEなだけあってかボールジョイント部分が広くとられているので、履いてみると「意外とキツく無い」と感じるのがこの手の靴です。
ソール面からみると、細めのつま先から広いボールジョイントを経て程よく絞り込まれたウエストへと。
抑揚が効いていて立体感があり魅力的なソール面です。
と書いていて、ソールを見てこんな事を考えているのは一種の変態かと自問してしまいました(笑

ソールに使用したイタリアオークバークはダークダニとも言われている素材で、使用前から少し濃いめの色が付いています。今回カカトのトップリフトに使用したような半分革の素材を使うときは、同じ手法で染色すると全く違った色になってしまうので面倒なのですが、僅かにオイルも含有しているそうなので長持ちし、お勧めできる素材です。
着色する際に絶妙にいい雰囲気の「ムラ」が出てくるのも魅力のひとつですね。

トップリフトにはオリジナルと似せてレザーコンビのダヴタイプ(鍵型)を使用。
化粧釘も雰囲気を真似ています。

つま先にはあらかじめの補強として、シルバーヴィンテージのスチールを装着。
オールソール直後はソールの反り返りが悪いのでつま先に負担が掛かります。
そんな時スチールは大変効果的です。
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■ブランド紹介■
Crockett & Jones (クロケット & ジョーンズ)

1879年イギリスのノーザンプトンにて創業。
創業者はジェームズ・クロケット氏とその義兄弟であるチャールズ・ジョーンズ氏。
古くは多くのOEMを手掛け、黒子的な存在で同地にてチャーチに次ぐ規模へと発展しました。
1977年に現社主でもあるジョナサン・ジョーンズ氏が社長に就任。
これまで製造していたレディースラインは、流行に左右されるという理由で終了させ、メンズの自社オリジナルに注力し始めます。
当時170名もの従業員の殆どをメンズに特化させた事も功を奏し、ブランドイメージの向上に成功しています。
後に、そのジョナサンの息子であるウイリアム・ジョーンズ氏が入社したと同時にレディースのコレクションを発表しているのは面白いところ。
ただ、旧レディースラインはセメント製法のヒールパンプスなどが主流でした。現行のレディースコレクションはグッドイヤーウェルト製法を採用されているので、文句無くオススメできます。
メンズのハンドグレードラインという最上ラインの靴は、規制靴としてはトップクラスの技術が如何なく発揮されていて惚れ惚れしますし、通常ラインもしっかりと造りこまれていますのでオススメできるメーカーです。
shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)
愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F
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CLOCE 月曜日、火曜日
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