Edward Green (エドワードグリーン) つま先スチール
- shoe repair ROOST
- 2021年2月19日
- 読了時間: 2分
■つま先スチール シルバーヴィンテージ使用
4,000円(税込)
エドワードグリーンのバルモラル・ウィングチップ。
名称はMALVERN(マルバーン)です。
東海圏だと以前は特定のショップでしか手に入らなかったグリーンも、現在は幾つかの販売店が取り扱うようになって、若干手にしやすくなったかと思います。
ただ、お値段的には年々手が出しづらくなってしまっているのも事実ですね。
そうは言っても、こうやって新品のグリーンを手にする機会がある度に、やっぱりかっこいいな、欲しいなと思ってしまうのです。


新品のグリーンに使用前の処置として、つま先にスチールの取り付けです。
ソールの返りが悪い新品時は、特につま先が減りやすいです。
グリーンの底材にはオークバークと呼ばれる革が使用されていて、この素材は繊維の目が細かく耐久力が高い反面、馴染むまでに少し時間がかかります。
と言う事は、つま先に負担がかかりやすいという事でもありますので、スチールの装着は効果的です。

着色できない素材のスチールも、コバ面が黒い靴の場合はインクやワックスで黒色を乗せる事ができ、着用も目立たなくする事ができます。

グリーンの底材にはヒドゥン・チャネル(縫い糸を隠す仕様)がされており、ソール面より深い所で底材が縫われているので、ほぼ縫い糸を着る事なくスチールを装着する事ができます。
オールデンなんかはほぼ確実に糸を傷つけてしまいますから、ヒドゥンの恩恵はこんな所にも現れます。
■ブランド紹介■
Edward Green (エドワード グリーン)

1890年、エドワード・グリーン氏が靴の聖地ノーザンプトンにて創業。
靴好きなら誰もが一足は持っていたいと思うエドワードグリーンも、70年代には経営が傾き、外部から資本が入って立て直した歴史があります。
代表的なラストが数作あり、やや幅広のボールジョイントと絞られた土踏まずという特徴から、202というラストは日本人の足型ともマッチするため国内でも人気があります。
他にも細身の32。セミスクエアの88。ロングノーズの82。など。
上で挙げた様に名作と言われるラストがいくつもあり、それらを使って造られた一足一足に代表的となる名前が付いています。
たとえばチェルシー、ドーバー、カドガン、などなど。
また、グリーンはそれぞれのラストでそれぞれの型番を製造するので、パターンは無限大(言い過ぎ?)。
これらを使って会話をする様になったら、立派な靴バカ(愛を込めて)です。
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