John Lobb (ジョン ロブ) ハーフラバー+トゥスチール
- shoe repair ROOST
- 2020年7月3日
- 読了時間: 3分
■ハーフラバー 1.8mm+LULUトゥスチール
5,100円(税抜)
ジョンロブのウィリアムⅡにハーフラバーとトゥスチールの装着です。

ジョンロブの代表作のひとつとも言えるウィリアムⅡ。
その昔はパラブーツが製造を請け負っていたなんて話は、靴好きの中ではわりと有名な話ですよね。
ダブルモンクのベルト部分ですが、多くのメーカーが脱ぎ履きをしやすいようにベルトの受け手部分にゴムを仕込んでいる中、ジョンロブはいまだに革を使って製造しています。
もちろん脱ぐ時や履く時にいちいちベルトを外さなくてはならないのですが、この方が靴の中で足が動いてしまうことが少なくなりますので、腰裏に代表されるライニングの擦れなどは防止されるでしょう。

今回使用したのは、ハーフラバーにVibram#2336通称「アンジェラ」とつま先はLULUトゥスチール。
シンプルなデザインのハーフラバーとシルバーのスチールは相性が良いと思います。

コバが黒の場合、インクの乗りが悪いスチールにも黒色を乗せる事が出来ます。
と言っても、あくまで乗っているだけなので、履いてしまえば色が剥がれてきますので、あらかじめご了承ください。
■ブランド紹介■
創業者のジョン・ロブ氏がロンドンにて修行を終え、1858年にオーストラリアで自らの名を冠した靴造りを始めたました。当地で成功を収め、英国に戻ったジョン・ロブは1866年にロンドンのリージェント・ストリートに一号店をオープン。数多くの顧客を抱える人気店となりました。
ここまではいわゆるビスポーク専門店。
1902年に出店していたパリ店が、1976年に閉鎖されたのを機に、ジョン・ロブの靴に惚れ込んでいたエルメスがブランド商標を取得し、1982年にはレディメイドのコレクションを始めました。
これが通称ジョン・ロブ・パリ。
ただ、ロンドンのジョン・ロブも同族の手に残り、こちらでビスポークの靴を造り続けています。
こちらが、通称ジョン・ロブ・ロンドンです。
ビスポークの棲み分けとして、英国内受注のビスポークをロンドンで。それ以外の国から受注のビスポークはパリで製造しているようです。
レディメイドでは、そのほとんどがフランスで製造されていた事から、日本で目にしていたジョン・ロブはほぼフランス製のものでした。
1994年、イギリスのノーザンプトンにファクトリーを設立。現在はこちらでもビスポークとレディメイドの靴を造っているとの事ですが、靴の聖地に工場を持ったのは以外と遅かったんですね。
※古い雑誌やネットの情報を集めて掲載していますが、間違いが見つかり次第こっそり修正します。
shoe repair ROOST (シューリペア ルースト)
愛知県名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA 2F
OPEN 11:00~19:00
CLOCE 月曜日、第二火曜日
052-783-8355
Comments